株式会社ノベルワークス

1ヶ月で開発&運用コスト30%削減! 大阪府の教員採用選考の受験票交付システムを構築!

お客様名大阪府
事業内容公務
導入した業務教員採用選考の受験票交付
URLhttps://www.pref.osaka.lg.jp/

教員採用選考の受験票交付システムの構築をご支援させていただいた大阪府スマートシティ戦略部の大野様・矢倉様に、今回の導入事例についてお伺いいたしました。

大阪府スマートシティ戦略部とは?

最先端技術を利用した取組と、大阪府域全体で住民に利便性を実感してもらえる取組の両輪で大阪のスマートシティ化をめざす部門です。
https://www.pref.osaka.lg.jp/bu_smartcity/

kintone導入前の課題や導入のきっかけを教えてください

今回ノベルワークスに開発いただいた教員採用選考の受験票交付システムについて、大阪府では従来、教員採用選考以外の申請も含めたひとつの電子申請システムにて運用を行っておりました。

しかし、当時の電子申請システムは申し込みを受け付ける機能のみで、出願者への受験票の交付・通知・管理が標準機能だけでは実装できなかったため、教員採用選考向けに大阪府独自のカスタマイズ開発を加え、実装しておりました。

その後、コロナ禍において、「電子申請の範囲を広め、来庁しなくても手続きができるようにしよう」という動きがより一層高まり、全庁的に、スマートフォンによる申請等に適した新たな電子申請システム「大阪府行政オンラインシステム」(SaaS製品)を導入しました。それに伴い、教員採用選考の電子出願においても当システムを使用することにしましたが、受験票を複数回交付する要件については、標準機能での実装はかないませんでした。

SaaS製品の特性上、府独自仕様の追加開発が困難である中、今までのサービスレベルを落とすまいと、別サービスと組み合わせて不足機能を補完する手法を検討し、スピード感を持って開発ができることを長所とするkintoneと組み合わせたシステム構築に踏み切りました

教員採用選考の受験票交付システムの開発について伺いました!

今回開発した教員採用選考の受験票交付システムの概要図

運用の流れ

1.「大阪府行政オンラインシステム」にて、出願を受け付けます
2.出願情報のデータチェックや受験会場等の情報を付与した後、データをCSV出力します
3.kintoneへCSVの読み込みを行い、プリントクリエイターで受験票を出力します
4.Chobiit for kintoneにて出願者の閲覧用マイページを発行&反映します
5.選考結果リストをkMailerにアップロードし、マイページのリンクを記載したメール通知を行います
6.通知を受け取った出願者は、Chobiitにログインし、次回選考の受験票を確認します
(合否結果はHP上の掲載又は合否通知の郵送で確認します)

開発について

本案件では、スピード感をもって開発を行っていただくため、初期構築時は”アジャイル方式“で進めていただきました。
“アジャイル方式”では、デモ画面を見せていただきながら構築を進められるため、イメージのすり合わせと構築を同時並行で行えるメリットがあり、今回の開発要件に最適でした。また、運用開始後は、軽微な修正含め、改善要望に対しても保守運用契約の中で柔軟に対応していただけ、大変助かりました。

ノベルワークスの開発プランについて

ノベルワークスの開発プランは、全部で3種類あります。
①定額プラン
②オーダーメイドプラン
③チケットプラン

開発プランの詳細はこちらをご参照ください。
ノベルワークスでは、開発の相談を初回無料で承っております。ぜひ開発相談の専用フォームよりぜひお気軽にご連絡ください!

開発・導入を経て、業務に変化はありましたか?

短期間での開発だったため、ローコードで開発ができるkintoneとChobiitの組み合わせは今回の条件に非常にマッチしておりました。また、既存の独自システムと同じレベルの機能を維持しつつ、kintoneを併用することで運用コストを抑えられたことは大変大きかったと感じております。

実際に算出したところ、当時の電子申請システム利用時と比べて運用コストを30%削減することができました。コストへの効果だけではなく、スピード感を持って事業・施策を進められる点が、kintone開発の大きなメリットだと感じました。

ノベルワークス担当者のコメント

kintoneを活用してのアジャイル開発は、迅速かつ効果的なプロセスを可能にします。
大阪府様との綿密なコミュニケーションにより、認識の齟齬をなくし、1ヶ月という短期間で最適なシステムを構築することができました。
このプロジェクトを通じて、ローコード開発の柔軟性と迅速性が大いに発揮されたと感じています。