皆さんこんにちわ!
ノベルワークスの嶋村です。

先週12日八尾市の企業が中心となって運営しているオシゴト、ものづくり体験・体感施設
「みせるばやお」内で弊社主催のIT道場二期生の成果発表会が行われました!

みせるばやおとは?

IT道場とは?

IT道場とは、八尾市が日本を代表するIT先進都市(日本版シリコンバレー)になるべく、
地域のIT化を進めていくために発足されたのがIT道場です。

情報システム部の人ではなく、実際に課題と直面している作業者(≠システム屋)が
課題に対して、どう解決していくのかを自ら考えるべく、
必要なスキル等をレクチャーしているセミナーとなります。

IT道場も今回で二回目。。。
今回の成果発表会はどうだったのかちらっとご紹介します。

2か月間の成果はいかに!?

IT道場第二期は4名の方にご参加いただきました。
それぞれ自社内の課題を解決すべく2か月間奮闘していただきました!

A社

IT道場_発表内容A

テーマ:0からのチャレンジ!

A社さんは、社内では事務・現場どちらの作業も多く担当しており、全体的にIT化を目指したい、と今回IT道場に参加。
セミナー回を重ねるごとに「kintoneすげぇ!」「なんでもできる気がする!」と終始やる気満々でした!
製造業のA社さんは現場の納期管理を自動的にスケジューリングされるようなシステムをkintoneで実装してみることに。
と、そこで躓いたのがjavascript!でも、そこはさすがA社さん!自らカスタマイズを勉強して何とか実装を目指しました!
今回は完成まで持っていくことはできませんでしたが、
IT道場を通して”IT化進めていくことの重要性”に気付けたことが今回の一番の収穫だったとのこと。
今後もkintoneを使って業務改善に向かってチャレンジしていく!と心強いお言葉もいただきました!

B社

IT道場_発表内容B

テーマ:B社の心臓移植

属人化してしまっている担当作業をどうやって共有化するかという課題を持って参加していただいたB社さん。
また、紙ベースでの管理からなるデータ入力作業に日々時間を割かれていることに疑問を抱き、
どうせなら無駄な入力作業もなくしてしまおう!とkintoneでの業務改善を目指しました。
今回は属人化してしまっているデータを管理するためのアプリの作成と、
プラグインを利用して今まで発生していた”紙→入力作業→チェック→別ツールへの入力作業→印刷”をでボタンひとつ押せば完了という形に!
結果、属人化していた情報の共有化も行え、作業時間も過去と比べると1/3まで短縮することができました!
また、紙をなくすことで環境負荷の低減にも繋げられたとのこと。これはB社に限らず紙ベースで管理している皆様に是非知ってもらいたい事例ですね。
B社さんは第一期からIT道場に参加されているということもあり、会社として徹底的に業務改善をしていこう!という姿がとてもカッコよかったです!

C社

IT道場_発表内容C

テーマ:未知との遭遇~猿から人へ~

IT道場参加者を募るイベントにて弊社満村が発した
「IT化できる仕事はこれからは任せていきましょう!」
という言葉に感銘を受け、IT道場にご参加いただいたC社さん。
C社さんも属人化がひどく、休めば業務が止まってしまうので、風邪も引けないプレッシャーが常にある状態でした。
今回は、属人化してしまっている(社内の業務が頭の中にしかないという)状況を解決するべく、
社内全体の作業フローの見直し及び情報の可視化を目指しました!
セミナー内では完成形まで持っていけなかったですが、
IT道場を通じてIT化できる自作業が多くあることに気付くことができたとのこと!
そのお気持ちがあれば大丈夫!今後の取り組みに期待です!

D社

IT道場_発表内容D

テーマ:現場による現場だけの働き方改革

D社さんも第一期から連続でご参加いただきました!
現在の課題としてあげていただいた部分はずばり「面倒くさい」部分。
 ・Excelファイルでの管理が煩雑かつ、アクセスするのが「面倒くさい」
 ・紙ベースの入力作業がある、記入するのが「面倒くさい」
 ・営業との情報共有の度に呼び出し・呼び出されが「面倒くさい」
そんな「面倒くさい」部分をなくすため、すべての情報をkintoneで管理し、情報をリアルタイムに共有、
また、入力作業は音声入力やQRコードなども使って今風に効率化を図るなど社員のモチベーションアップも考慮した課題解決を行い、
実際の現場ですでに効率化を進めれているとのことでした!
kintone特有の後から変更できる柔軟性、スピード性を存分に利用してくれていました!

以上が二期生成果発表となります。
”IT”とは全く無縁だった、という方々このIT道場を通じて何を感じたか、ITを使ってどう改善することができたか、
まだIT化をしていない方々はとても感銘を受けるのではないかと感じた発表ばかりでした。
これから社内で率先して業務効率化をしていきます!というお言葉を皆さんから聞けたのが、
私がIT道場に関わってよかったと一番感じた瞬間でした!

第二期メンバーの方々本当にお疲れ様でした!

IT道場_all
第二期生の皆さまです!(with八尾市の方!私もちゃっかり入ってますがw

成果発表の後に二期生の皆さんにIT道場についていくつかの質問をしました!
実際にIT道場に参加された方々のリアルな感想なので、そのまま載せちゃいます!

IT道場を通じて学んだことはなんですか?
  • 学ぶ場を設けることの大切さを改めて実感した
  • 知らない世界を知るきっかけとなり視野が広がった
IT道場はおすすめしたいですか?
  • 知識、情報を含め、イチから教えてくれる貴重な場なので是非お勧めしたい!
  • 最後のプレゼン(成果発表会)がかなりのハードルだが、お勧めはしたい。
  • プレゼン好きな人にはかなりお勧め!
IT道場は楽しかったですか?
  • めちゃめちゃ楽しかった!
  • とても辛かったが、結果的には参加してよかったと思っている

2か月という間社内作業を抱えながらのセミナー参加はとても大変だったかと思いますが、
成果発表会では、そんなことを微塵も思わせないほどの内容でした!
セミナー自体は成果発表会を持って終了となりましたが、
皆さんの本領発揮はこれからです!

セミナーを通じて培った知識、スキルを駆使して
社内「働く改革」を行っていただきたいと思います!

IT道場で伝えたいこと

成果発表会終了後、弊社代表満村より「IT道場」は何のために開催しているのかを、
受講者含め発表会に参加していただいた方々に改めて説明をさせていただきました。

IT道場で伝えたいこと

今回のIT道場で皆さまに一番学んでいただきたかった事は
「kintoneの使い方を学ぶ」ことではなく”思考すること”です。

日々業務に追われる中、人が作業しなくてもいい業務はまだまだ沢山あるかと思います。
「言われたから、やっている」
「前からそうしていたから」
ではなく、
「本当にこの作業は私がやる必要があるのか」
「この作業をいかに効率よく、改善できないのか」

疑う力、考える力を身に着けていただきたいと思っています。

そのために、皆様の業務内容から課題を持ち寄り、どう効率化が行えるのか、
無駄な作業はないか、自分自身で考えていただきました。
そして、その課題を解決するための1つのITサービスとして、
今回は簡単に業務システムを作成できるクラウドサービスの”kintone”を利用しました。

業務効率が改善され、生み出された時間から、”人”にしか出来ないサービスであったり、
新たなビジネスを生み出すきっかけとなってほしい。

それには、まず社内を変えていく必要があります。
そして、社内を変えるには、まず”人”が変わらないといけない。
ITという武器を身に着け、社内の革命児となってほしい。

これからの時代はAiの時代。
思考しない仕事は機会が代替します。
だからこそ、今から「思考力」を鍛えておく必要があるのです。

IT道場では、そのきっかけ作りのお手伝いができればと思っています。

IT道場第三期も計画中!!!

第二期終了直後ではありますが、IT道場第三期も2019年秋~冬で開催を予定しております!
詳細が決まりましたら、改めてブログ、自社ホームページ、SNS等でお知らせいたしますので、
ご興味のある方は是非ご参加ください!